牛市は戻ってくるのか？

アメリカ政府の閉鎖まであとわずか。シャットダウンはすでに42日続いており、歴史上最長記録を更新しているが、市場予測は約90％の確率で今週中に解決すると示している。上院の承認はすでに下院に渡されており、水曜日に通過すればトランプ大統領の署名を待つだけだ。このタイミングは感謝祭前に設定されており、これ以上引き延ばすと問題が起きやすいため、ほぼ確定と見て良い。

シャットダウンの最も直接的なダメージは何か？ 政府が債券発行による資金調達をできなくなることで、市場から血を絞り取るような状態になる。もともと流動性は逼迫していたが、正常化までには時間がかかるだろう。正常化後には、労働統計が「非常に悪い」と出る可能性が高く、その後にFRBが利下げを行い、市場を救済するシナリオが予想される。これは非常におなじみのパターンだ。

最近、市場はかなり揺さぶられた。流動性はもともとタイトだった上に、10月11日の大手取引所の強制清算事故が重なり、かなり打撃を受けた。多くのマーケットメーカーは耐えきれず撤退し、注文簿は紙のように薄くなり、少額の資金でも時価総額の大きいコインを大きく動かせる状態になった。さらに恐怖売りや空売り勢が入り込み、市場は乱高下した。

しかし、この下落も、急騰時のギャップと同じ性質のもので、いずれ埋め合わせが来る。取引量が拡大していないのは、純粋に流動性の枯渇によるものだからだ。資金が戻れば、激しい反発がすぐにでも起こる可能性がある。ビットコインはこの波に乗れるか、座って見守るしかない。