セレブたちをも騙した$30M 暗号詐欺

インドの実業家サヒル・アローラが、仮想通貨史上最も過激な詐欺のひとつを仕掛けていたことが暴露され、その詳細はまさに狂気そのものです。

彼は200以上の偽トークンを作り出し、$30 ミリオンを持ち逃げしました。しかし驚くべきはここから。ケイトリン・ジェンナー、ソウルジャ・ボーイ、ハビブなどのA級セレブたちに、自分たちも何が起きているのか十分に知らないまま、価値のないコインを宣伝させていたのです。

彼の手口は典型的なポンプ＆ダンプ（吊り上げて売り抜け）方式：セレブにトークンのコントラクトアドレスをツイートさせる→ファンがFOMO（取り残される不安）で買いに殺到→価格が急騰→アローラがピークで大量売却→トークンが無価値に→投資家が損失を抱えて取り残される。

いくつかの例：

• FDOトークン (2021)：ソウルジャ・ボーイと提携し、ポンプ＆ダンプだけで約650万ドルを稼ぐ
• JENNERトークン：1日で$0.01639から$0.03021まで急騰したが、その後暴落。NBCは、アローラが煽りながら裏で売り抜けていたと報道
• ブロッコリートークン詐欺：95.7億ドル規模のスキームの一部

アローラはインスタグラムで120万人のフォロワーを持ち、セレブや高級車と一緒に写るなど、リテール投資家が破産する中で「人生を謳歌」していました。

どんでん返し？2025年4月に彼は公開謝罪を発表。その後7月末、ドバイ警察が彼を逮捕し、2,000万ドル以上を回収したとの報道が出ました。しかしアローラ本人は逮捕を否定する動画を投稿…。真相はあなたの判断に任せます。

なぜこれが重要か：まさにこういう理由で仮想通貨詐欺は蔓延し続けています。多くのリテール投資家はプロジェクトを精査する技術がなく、有名人が宣伝しているだけで「本物だ」と思ってしまう。その信頼の隙間を詐欺師が悪用しているのです。

結論：必ず自分で調べましょう。有名人の宣伝＝信頼性ではありません。「うますぎる話」は、たいてい嘘です。