XRPは本当に$100に到達できるのか？計算してみよう

みんな同じ質問をしている：XRPは本当に$100まで上がるのか？今の価格は約$2、つまり50倍になる必要がある。ぶっ飛んだ話に聞こえるが、まずはその現実をしっかり見てみよう。

供給量こそが究極の壁

ちょっと計算してみよう：XRPの流通量は100億枚。もし本当に$100まで上がったら、時価総額は10兆ドルになる。比較すると——全世界の金の時価総額ですら12兆ドル程度。つまりXRPが金を超えて最も価値ある資産になることを意味する。要するに、4560%の上昇が必要だ。

今のXRP時価総額は1240億ドル。目標達成には80倍の成長が必要。これは技術的な問題ではなく、数学的な現実だ。

2017年の熱狂は再現できる？

XRPは2017年に500倍（$0.006から$3+）に上がったと言う人もいる。しかしこれは特殊な時期だった——クリプト業界が始まったばかりで、資金流入のハードルも低く、バブルも極端だった。

興味深いのは、XRPはいまだに2018年の$3.84という過去最高値を超えていないことだ。これが示すのは？上昇は簡単でも、高値を維持するのは難しいということ。

今回は何が違う？

法的リスクが大幅減少：RippleはSECとの訴訟に勝ち、規制リスクが大幅に下がった。これは機関投資家にとってグリーンライトだ。

実用化が進行中：日本の銀行の80%がRippleのインフラで国際送金を行っている。世界の送金市場は1日7.5兆ドル——これは実際のユースケースであり、単なる投機ではない。

中央銀行デジタル通貨（CBDC）時代へ：XRP LedgerはCBDC統合のアップグレード中で、将来的には各国中央銀行の決済インフラになる可能性がある。これが実現すれば、価値のポテンシャルは全く別次元となる。

ブラックロックやウィズダムツリーも注目：大手機関が興味を持っているということは、制度的な資金流入の可能性が出てきた。

現実的な期待値

一部のアナリストは、XRPが2035～2037年に$100～$1000に到達すると予想している。そこにはいくつか条件がある：

1. 規制の明確化（✓ ここは改善傾向）
2. 実用的な利用拡大（⏳ 進行中）
3. 市場全体が10倍以上に拡大（❓ ここが最もハードル高い）

短期的には、$10（約300%アップ）の方が現実的。長期（5～10年+）で本当に決済革命が起きれば、$50やそれ以上も夢ではない。

結論

$100は不可能ではないが、3～5サイクル待つ必要がある。投資家が見るべきなのは一夜での大金持ちではなく、Rippleが本当に世界の決済システムを変えるのかどうかだ。オンチェーンデータと銀行の採用率こそがこのストーリーのカギであり、テクニカル指標ではない。

今の段階で、XRPは注目に値するが、夢物語でトレードすべきではない。