2025年にDAT社のトークン株を狂ったように買い増した皆さん、お元気ですか？

MSTR(Strategy Inc)、SBET(SharpLink Gaming)、GNLN(Greenlane Holdings)など、これらのDAT（デジタルアセットトレジャリー）企業が発行するコイン株は、2025年に最も注目すべきナラティブの一つと見なされています。

2025年の夏を振り返ると、BTCビットコインは12万ドル台に到達し、ETHイーサリアムも4,000ドルを突破しました（E衛兵たちが立ち上がった！）。BTCを狂ったように買い集めるStrategyの株価も急上昇し、その後多くの注目を集めました。

5月22日、大量にイーサリアムを購入していたSharpLink Gaming（SBET）の株が動き出し、わずか1週間ほどでSBETは2.7ドルから124ドルまで急騰し、上昇率は4,600%！

たとえ1,000 USDTだけ投資していても、1週間後には4.6万USDTになっていました！

一時期FOMO（取り残される恐怖）感情が市場に蔓延し、TwitterやTelegramグループのいたるところでコイン株について熱く議論されていました。誰もがコイン株の融合が暗号資産業界2025年の富のパスワードになると考え、新しく登場したコイン株を次々と買い続けていました。

しかし、結果はどうなったのでしょうか？

2025年MSTR(Strategy Inc)の相場推移

1兆ドル相当のBTCを買うと称していたStrategyは、2025年6月の最高値457ドルから現在の178ドルまで下落し、下落率は60%。大量にBTCを保有するStrategyも最近の仮想通貨界の焦点となり、誰もがこの企業が財務的プレッシャーからBTCの買い増しをやめて売却に転じるのではと心配していました。しかし幸いにも、Strategyの創業者は少なくとも数年以内はBTCを売却しないと明言しています。

ブルームバーグの報道によると、米国およびカナダに上場している暗号資産財庫（DAT）企業の株価は今年大幅に下落し、中央値で43%の下落、一部企業は99%以上の下落となっています。その中で、先ほど紹介したSBET（SharpLink Gaming株）は最高値124ドルから現在の10.7ドルまで下落し、下落率は91%にも達しています。

2025年SBET(SharpLink Gaming)の相場推移

SBETが保有する主なデジタル資産はイーサリアムですが、イーサリアム自体は最高値から現在までの下落率は37%にとどまっています。

まとめると、以前コイン株や特定の暗号資産に期待して投資した投資家は、コイン株を通じて超過リターンを得るどころか、むしろ大きく損をしています。

コイン株の概念は確かに暗号業界に新たな発展機会をもたらしましたが、結果から見るとコイン株は特定のコイン（例えばBTC）のレバレッジ型デリバティブに近い存在です。特定暗号資産の上昇や下落によって、それに連動するコイン株はさらに大きく変動します。

もう1点注目すべきは、一部のコイン株の時価総額が保有する暗号資産の時価総額を下回るまで下落していることです。しかし「底値買い」を推奨するものではありません。もし今後もコインの価格が下落し続ければ、コイン株の下落幅も依然として大きいでしょう。

もしコイン株とは何か、どう取引に参加するか分からない場合、特に調べる必要はありません。今後の暗号市場の動向に期待しているのであればBTCやETHなど主流コインを直接買えば良いし、逆なら全て売却または先物でショートを選択すれば良いのです。

少なくとも一般投資家の観点では、コイン株はすでに超過リターンを得る優位性を失っており、非暗号ユーザーが暗号投資に参加するための手段の一つに過ぎません。