去年、ある兄弟を助けたことがある。彼は1500Uを使ってZECで取引を始め、4ヶ月で2万3千まで増やした。だが結局、最後には彼をブロックした。

この話は最初から説明する必要がある。その頃、彼はミームコインで大損をしており、3回連続でゼロカット、家賃まで失っていた。私を頼ってきたときは目が真っ赤だった。私はチャートパターンの話はせず、3つの厳しいルールを決めた。

1つ目は「お金は分けて使え」。800Uの元本を3つに分ける——300は短期トレードの練習用、300は良いチャンスを待つため、200は命を守るための資金。彼は最初は面倒くさがっていたが、隣の席の同僚がall inして全損するのを見て、やっと素直に実行した。

2つ目は「レンジ相場に付き合うな」。暗号資産市場の9割の時間は人を消耗させる。横ばいのときは他のことをやって、出来高が増えて方向感が出てきたら動く。利益が15%を超えたら利確、欲張るな。彼は最初これでは儲けが遅いと思っていたが、何もしないで我慢する方が衝動的にエントリーするよりずっと難しいと後で気付いた。

3つ目は一番厳しい。「システムで手を縛れ」。損切りは固定で3%、利益が8%に達したら建値にストップを移動する。ある時彼が損切り注文を外して一発勝負しようとしたので、私は彼の過去のゼロカットのスクリーンショットを送りつけた。その夜実際に下落し、損切りが命を救うことを彼は理解した。

だが口座残高が2万を超えると、人間は浮かれる。シグナルグループに出入りし始め、他人をバカにし、レバレッジを全開で追いかけた。資金が半分に減った時ですら、フルポジションで突っ込めば5万稼げると計算していた。私は彼が以前、リスク管理を教えてくれたことに感謝していたチャットの記録を見返し、突然わかった——マーケットが排除するのは技術がない人ではなく、ルールを守らないギャンブラーだ。

ブロックする前に一言だけ言った。「1500から23000まで増やせたのはルールのおかげで、運じゃない。自分を甘やかせばゼロカット、規律こそが命綱だ。」この業界で生き残りたいなら、まずルールを尊重することを学ばなければならない。